文系DXスタジオ AMUのDXスタートアッププランは「業者に丸投げして、結局誰も使わなくなるシステム」を作るものではありません。 優秀なAI(Gemini)や使い慣れたWord、スマホで動くLINEを使い、 「自社で情報発信をコントロールする力」を身につけていただく伴走型インハウス支援モデルです。
「ChatGPTに指示を出しても、ありきたりな文章しか返ってこない」 「結局、自分で書き直す手間がかかってしまう」
AIを「単なるライター」として使うと、無難な回答しか得られません。しかし、AIに「プロのマーケターとしての役割(ペルソナ)」を与え、「構成のルール」を厳守させることで、出力の質は劇的に変わります。
今回は、コピーから構成までを一瞬で引き出す、実践的なプロンプトの型をご紹介します。
1. 質の高い回答を引き出す「魔法のプロンプト」
以下のプロンプトをそのままコピーし、[ ]の中身を自社の情報に書き換えてChatGPTに入力してください。
【プロンプト】 あなたはプロのセールスライターです。以下の条件に従って、集客用チラシの構成案と原稿を作成してください。
ターゲット: [例:地域でクリーニング店を探している30〜40代の共働き世帯]
自社の強み: [例:当日仕上げが可能なこと、化学薬品を使わない肌に優しい洗い方]
今回のオファー: [例:初回限定で全品20%OFF、LINE登録でハンガー回収特典]
目的: [例:チラシを見て来店し、まずは初回利用してもらうこと]
構成ルール:
PREP法を用い、結論から書くこと。
ターゲットの「不(不安、不便)」に寄り添った共感から始めること。
キャッチコピーは3秒で惹きつける強力なものにし、3つの案を提示すること。
最後に具体的なアクション(来店予約・QRコード読み取り)を明記すること。
トーン&マナー: 親しみやすく、信頼感のある口調。
2. さらに精度を上げる「対話的調整」の技術
一度の出力で満足せず、AIと対話して「磨き上げ」を行います。ここで「編集者の視点」が重要になります。
「もっと感情を揺さぶる言葉にして」: 論理的すぎる文章に熱量を足したい時に有効です。
「文字数を50%に削って」: チラシのスペースに合わせて、余計な装飾語をカットさせます。
「ターゲットが抱える『不』をもっと具体的に掘り下げて」: 響かないと感じた時、悩みの描写を深掘りさせます。
3. AIが生成したテキストを「Word」に活かすルール
AIが出力したテキストをそのままコピペしてはいけません。以下の手順でWordへ流し込みます。
タイトル・見出し(H1・H2)を明確にする: AIには「タイトル」「見出し」「本文」をタグ付けして出力させ、Word側で「スタイル」機能を当てはめます。
PREP構造を確認する: AIが出力した文章が、論理的かを確認します。もし流れが悪い場合は、段落の順序をWord上で入れ替えます。
アクション(CTA)を強調する: 最も重要な「来店方法」や「問い合わせ先」は、AIに作らせた文章の中で一番目立つように、Wordの図形で囲んだり、大きくしたりします。
4. 準備の「型」がスピードを生む
毎回プロンプトをゼロから考えるのは非効率です。「自社の基本情報(屋号、強み、ターゲット)」をまとめたメモをAIのチャット画面に固定し、プロンプトのテンプレートをメモ帳に保存しておきましょう。
「企画→AI生成→レイアウト→修正→発注」を一つの型としてパッケージ化すれば、企画から発注まで3時間というスピードは決して夢ではありません。
まとめ:指示の質は、編集の質
AIは指示したことしか実行できませんが、逆に言えば「明確な指示さえあれば、誰よりも速く、深く考え抜いてくれます」。
皆さんがやるべきは、AIに全てを任せることではなく、AIの出した案を「これなら顧客に響く!」と判断する編集者になることです。
次回は、Wordで作ったチラシを最短でPDF化し、ネット印刷へ「失敗せずに入稿する」ためのチェックリストを解説します。入稿トラブルをゼロにする、最後の仕上げ術です。
第21回:AI×Word×ネット印刷:企画から発注まで「最短3時間」で駆け抜ける超速販促モデル
概要: AIで原稿を作り、Wordで整え、ネット印刷に投げる。デジタルとアナログを繋ぐ最速ワークフローの全体像。
第22回:【プロンプト付】ChatGPTを優秀な「お抱えライター」にするチラシ構成案の作らせ方
概要: ターゲット、強み、割引情報を入力するだけで、刺さるチラシの原稿テキストを一瞬で出力させる実用プロンプト。
第23回:動画や音声、セミナー素材をAIで一瞬でドキュメント化!「情報の資産化(アセット化)」入門
概要: YouTube動画や録音データをAIで文字起こしし、WordのA4資料へ再編集して再利用するハイブリッド手法。
第24回:AIが出力した原稿をそのまま使ってはダメ?「人間の編集力」で魂を吹き込むリライト術
概要: AI特有の「薄っぺらい文章」を見抜き、自社らしさや事実(エビデンス)を肉付けして完成度を高める方法。
第25回:思い立ったらすぐ印刷!WordテンプレートとAI原稿をガッチャンコして即日入稿する技
概要: 事前に社内で用意したWordのベースデザインに、AIで作った新商品のテキストを流し込むだけの爆速オペレーション。
第26回:AIでブレストする!店舗ニュースレターの「おもしろコラム」のネタを100個出す方法
概要: 季節の挨拶、豆知識、業界裏話など、AIをアイデア出しの壁打ち相手として活用するテクニック。
第27回:Word DTP×AI生成画像の可能性。商用利用可能なAIビジュアルをチラシに活かす注意点
概要: 画像生成AIで作ったイラストや背景をWordに取り込み、アイキャッチとして活用する際のデザインと権利の基本。
第28回:新商品ローンチを加速する!AIで作る「プレスリリース兼チラシ」の1粒で2度美味しい制作術
概要: メディア向けと顧客向けを同時に満たすテキスト構成をAIで作り、Wordで即座に印刷・配布するスピード戦略。
第29回:リソースゼロの個人商店でもできる!AI伴走で実現する「週刊・月刊ミニコミ紙」の自動化プラン
概要: 忙しい店主でも、LINEやAIを活用して素材を集約し、瞬時に地域向けの紙面(PDF・印刷物)を作成する未来像。
第30回:テクノロジー(AI)と普遍的なツール(Word)で創る、これからの時代の中小企業広報戦略
概要: まとめ。道具が進化しても変わらない「伝える」ことの本質と、それらを伴走型で支援するスタジオの役割。