文系DXスタジオ AMUのDXスタートアッププランは「業者に丸投げして、結局誰も使わなくなるシステム」を作るものではありません。 優秀なAI(Gemini)や使い慣れたWord、スマホで動くLINEを使い、 「自社で情報発信をコントロールする力」を身につけていただく伴走型インハウス支援モデルです。
街中には情報が溢れています。皆さんの作ったチラシや社内報が手に取られた際、読者がその中身を読むかどうかを判断する時間は、わずか「3秒」です。この3秒で「ゴミ箱行き」か「熟読」かが決まります。
その分かれ道となるのが、一番最初に目に入る「キャッチコピー(見出し)」です。今回は、元新聞記者の視点から、読者の心を一瞬で掴むための「見出しの技術」を伝授します。
1. 「ニュースバリュー」を見つけ出す
新聞の見出しが読まれるのは、そこに「新しい情報(ニュースバリュー)」があるからです。販促物においても同じです。単なる「キャンペーンのお知らせ」では誰も反応しません。以下のいずれかの要素が含まれているか、自問してみてください。
新しさ: 「今までにない」「ついに解禁」「最新版」
お得さ: 「期間限定」「先着順」「モニター募集」
意外性: 「実は〇〇は、体に悪い?」「業界のタブーを破る」
切迫感: 「今日で最後」「残り3枠」
これらの中から、今回の販促物で「最も強力な要素」を一つ選び、それを一番大きな文字で提示します。
2. 「ベネフィット」を言語化せよ
多くの人が犯すミスは、商品の「特徴」を書いてしまうことです。
特徴(機能): 「最新のAI搭載カメラを導入しました」
ベネフィット(便益): 「スマホ写真が、まるでプロのスタジオ品質に変わる」
読者が求めているのは、その技術の凄さではなく「それを使うと、自分にどんな良いことがあるか」です。見出しには、読み手の未来が明るくなるような「ベネフィット」を盛り込みましょう。
3. 「3秒で惹きつける」ための3つの型
ゼロから言葉を考えるのは大変です。まずは以下の「型」を当てはめてみてください。
【問いかけ型】: 「なぜ、あなたの店のニュースレターは読まれないのか?」
答えを知りたくなる心理を突きます。
【数字活用型】: 「リピート率が3倍に跳ね上がった、魔法の編集術」
具体的な数字は信頼感を生み、一瞬で具体性を伝えます。
【ターゲット絞り込み型】: 「Wordでのチラシ作成に挫折したあなたへ」
「あ、自分のことだ」と思わせ、自分事化を促します。
4. 記者が実践する「書き出し・削り」の極意
見出しを書いた後、必ずやってほしいことがあります。それは「言葉の引き算」です。
まず、伝えたいことをすべて文章にする。
そこから、動詞と名詞だけを残して短くする。
修飾語(「とても」「非常に」など)を極限まで削る。
「美しいデザインのチラシを、あなたも簡単に作ってみませんか?」という長い文章よりも、「30分で完成。プロ級チラシの作り方」の方が、圧倒的に強く人の目に飛び込んできます。
「見出し」は中身への招待状
キャッチコピーは、読者を記事の本文へと案内する「招待状」です。ここで魅力的な約束ができなければ、どんなに素晴らしい中身も読まれることはありません。
まずは、一つのチラシに対して、キャッチコピーを「10個」書き出してみてください。 10個目に書いたものは、きっと最初のものよりも格段に鋭くなっているはずです。
次回は、ネタ切れに悩まないために。毎月発行するニュースレターや社内報の企画を、足元の情報から量産するフレームワークを解説します。
第13回:ネタ切れにサヨナラ!毎月発行するニュースレター・社内報の企画を量産するフレームワーク