文系DXスタジオ AMUのDXスタートアッププランは「業者に丸投げして、結局誰も使わなくなるシステム」を作るものではありません。 優秀なAI(Gemini)や使い慣れたWord、スマホで動くLINEを使い、 「自社で情報発信をコントロールする力」を身につけていただく伴走型インハウス支援モデルです。
「社内報や販促ブログを自社で運用したいけれど、デザインのセンスに自信がない……」 「お洒落なレイアウトや画像加工ができないから、やっぱり外注するしかないのだろうか……」
インハウス化(内製化)を検討する際、多くの担当者がこうした「デザインの壁」にぶつかります。世の中にあふれる洗練されたWebサイトやパンフレットを見て、「あんな風に作れなければ読まれない」と思い込んでしまうのです。
しかし、ここで一つの「割り切り」を提示させてください。中小企業の販促ブログや社内報に、プロが作るような洗練されたデザインは必要ありません。
本当に読まれるコンテンツ、ファンを作るメディアに共通しているのは、見た目の華やかさではなく、「伝えたい中身(テキスト)の熱量と蓄積」です。デザインコンプレックスを捨て去り、テキスト主体の情報発信へシフトするための思考法と構成案を解説します。
デザインを追い求めるほど、発信は止まる
多くの企業が、デザインに凝ろうとするあまり自滅していきます。見栄えの良いバナー画像を作ったり、複雑なレイアウトを調整したりする作業には、膨大な時間と労力がかかります。
結果として、現場の担当者は疲弊し、「今週は画像を作る時間がないから、更新を来週に延ばそう」と発信のスピードが落ちていきます。最終的には更新が途絶え、誰も見に来ない幽霊サイトになってしまう――これが、デザインにこだわりすぎたメディアが陥る典型的な末路です。
そもそも、現在のWebデザインの潮流は、非常にシンプルです。Googleサイトなどの無料・低価格なツールを使えば、プロが設計したテンプレートが自動で全体のレイアウトを整えてくれます。文字の大きさを選び、画像を数枚配置するだけで、スマホでもパソコンでも綺麗に見える「身の丈に合った器」が3分で完成します。
デザインはシステムに任せればいい。担当者であるあなたが全エネルギーを注ぐべきは、その器に入れる「テキスト(文章)」です。
読者の心を動かすのは「見た目」ではなく「体温のある言葉」
私たちは、お洒落なデザインを見るために販促ブログや社内報を開くわけではありません。そこに書かれている「情報」や「物語」を知りたくて読むのです。
外部の制作会社が作った綺麗でお洒落なページは、一見すると素晴らしく見えますが、どこか冷たく、他社と同じような表面的な内容になりがちです。一方で、現場のスタッフが自ら綴った、多少不器用でも「体温」が感じられる言葉は、驚くほど読み手の心にまっすぐ届きます。
「新商品の仕入れのために、産地でどんなこだわりを見てきたのか」
「今週、職場の仲間とどんなトラブルを乗り越えたのか」
こうした出来事を起点にした生のテキストが愚直に蓄積されているサイトこそ、検索エンジン(SEO)からも評価され、お客様や社員との間に深い絆(コミュニティ)を構築していくのです。見た目が洗練されていなくても、伝えたい内容がテキストで発信されていれば、メディアとしての役割は100%果たせます。
未経験でも迷わない!テキスト主体の王道構成案
デザインに頼らず、テキストの力だけで「読ませる」ためのシンプルな基本構成案をご紹介します。WordやGoogleドキュメントに、以下の順番で文章を当てはめていくだけで、誰でも論理的で読み応えのある記事が作れます。
タイトル(1行): 「出来事」と「誰に向けた記事か」がひと目でわかるもの(例:「〇〇専用の新素材が入荷!現場スタッフが驚いたその手触りとは」)。
導入文(2〜3行): 読者の共感や興味を引く、最初の数行。
【見出し1】現場で起きた出来事(結論): ニュースの核となる事実や、インタビューで引き出した結論をズバッと書く。
【見出し2】その裏側にある苦労やこだわり(ストーリー): 「どのように」解決したのか、当事者の生の声(一次情報)を交えて深掘りする。
【見出し3】これからの展望や読者へのメッセージ(結び): 記事を通じて一番伝えたかった想いを乗せる。
次の行動への導線(1〜2行): 販促ならお問い合わせ、社内報ならコメント欄への誘導。
この構成に沿って、各見出しの間に適切な改行と、スマホで撮影した現場の写真を1〜2枚挟むだけ。これだけで、驚くほど読みやすく、説得力のある記事が完成します。
AIとGASで、執筆・公開を仕組み化する
「文章主体の構成は分かったけれど、やっぱり長文を書くのは時間がかかる……」
そのために、生成AIという最高の相棒がいます。上記の構成案(フレームワーク)を頭に入れ、インタビューの文字起こしや箇条書きのメモをAIに放り込むだけで、わずか30秒でこの王道パターンに沿ったドラフトが生成されます。
さらに、使い慣れたWordからGoogle Apps Script(GAS)を活用して、ワンクリックでGoogleサイトへ自動連携されるフローを一度組んでしまえば、文字装飾やレイアウト調整のストレスからは完全に解放されます。
デザインは引き算し、テキストの熱量で勝負する。この割り切りができる企業こそが、インハウス化を成功させ、圧倒的な発信スピードを手に入れることができます。
デザインコンプレックスに悩む時間は終わりにしましょう。あなたの言葉を待っている人のために、まずはテキスト主体のシンプルな1記事から、私たちと一緒に始めてみませんか?